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明日香

明日香の石造物探索

飛鳥とペルシア - 飛鳥の石造物 - から

 石造物を造った覩貨邏人は、耽羅(トムラ又はタムラ)と称して、継体紀に一度名前の出てくる済州島と考えられています。この島に多いトルハルバン(石爺)と呼ばれている石偶は、石人男女像のルーツと考えられ、その理由としては、トルハルバンの形状が、飛鳥の石人男女像の男の鼻とそっくりなのことが挙げられています。その他、額に刻まれた深い皺の形、それに頭に冠る折り返しつきの帽子、妙に変なところがよく似ています。以上のことから、飛鳥の石人男女像は覩貨邏人、即ち済州島の石工が造ったものと断定しても間違いないでしょう。

 そして、この二つの世界の境に猿石や亀石を設置し、現世の地域と来世の地域を画する結界の場所を示すために、黄泉の国との境を示すものとしてつくられたと考えらています。
 境界の標識として亀、蛇、蛙、男女神像などを立てる習俗は、ギリシア、ペルシア、インドなどにも見られるもので、フレーザーの『金枝篇』によると、各地の古代民族にも在ったことが伺ことから、飛鳥の石造物にも、そのような意味があるのかもしれません。
これは賽の神

 松本清張氏も、小説『火の路』でペルシア説、古代イラン(ペルシァ)のゾロアスター教と関連があるとの「仮説」
 ・アケメネス朝(前700~前300)のペルセポリスの柱頭飾りにライオンやワシが背中合せになっている彫刻はよく知られているが、柱頭飾りの機能をなくせば直接背中合せとなり、この形の人物像が飛鳥の道祖神像であり、二面石である。
これって両面宿儺のルーツ!?


                    
                       飛騨千光寺
                        両面宿儺



明日香の石の遺跡で、斉明の「狂心の渠(たぶれこころのみぞ)」の「狂心」はペルシャ語の音訳で「カハス」と読むそうで、ペルシャの「カナート」=水路のことだそうです。
  http://ultra3040.exblog.jp/2681641/

『書記』に「乾豆波斯達阿」というトカラ人が登場するが、トカラとはアフガニスタン北部から旧ソ連にまたがる中央アジア地域のこと。乾豆=クンドゥス、波斯=ペルシャ、達阿=ダーライの音訳で、この客はササン朝ペルシャの王族としている。
 古代天皇家と日本正史―現人神と万世一系の超秘密 より



なんとなくルーツが見えてきた・・・!?




去年は鍵の年でしたが、今年は鳥の年。

飛ぶ鳥、火の鳥、飛鳥です。ナンダソリャァ・・・
by ultra3040 | 2005-08-16 16:36 | 謎解き古代史
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